湯藤善行オフィシャルブログ 「湯党」 ~This is YUTO-style~

腹を割って話しませんか?

腹を割って話しませんか?#2後編

―それではどんどん質問をしていきましょう!

[学生] 本当に色々な経験を大切にされていると思うのですが、振り返ってみて一番思い出すのはいつごろですか?

 

[湯藤] それはやっぱり20代の終わりごろです。当時の会社が倒産しそうになった時もそうですし、上場直前の時などのこともすごく覚えています。

 

[学生] その時ってどんなことを考えているんですか?

 

[湯藤] 色々考えることはありましたが、とにかくすべてを真剣に考えていました。もちろんいつでも真剣なのですが、それ以上に命を懸けて戦っていました。人生って、いま頑張らないと飛躍できないだろうなというタイミングがあると思うんです。その1つがあの頃だったんだと思います。あと、人間は悪い記憶をなかなか忘れられない生き物なので、思い出したくないというか、辛かった記憶の方が出てくるというのもありますね。

 

[学生] なるほど。その中で一番辛かった出来事は何ですか?

 

[湯藤] 辛かったというか挫折というか…。やっぱり会社を倒産させたときです。リーマンショックの波が日本にまでおよび始めた頃、結構多くの会社が倒産しました。親御さんに聞いてみればわかると思いますが、特に不動産業界と証券業界なんかは大変でした。そんな中でも私を含め、会社のメンバーはこの波を乗り越えようと必死で戦いました。自分でできることは何でもしましたし、社員を守る為に絶対にどうにかするんだと。でも自分たち数人の力では、世界的な不況の波を乗り越えることはできませんでした。どうしようもなかったですね。その時、自分たちは何もかも間違っていたのかとすら、本気で思いました。

 

[学生] 湯藤さんでもそんなに追いつめられるんですね。今からは想像ができません。

 

[湯藤] そうですか(笑)。実は先日、ある社長と食事をしていた時も「湯藤さんは劣等感とか感じないでしょう?」と言われたんですよ。でも全然そんなことはないですよ。多くの成功者の人って、恵まれない環境におかれている人が多いと思うんです。それは家庭環境かもしれないし、交友関係からグレちゃったりかもしれませんが、何かしらある人が多いように感じるんですよ。これって裏を返せばリスクに対する免疫が弱いのでリスクを恐れず頑張れたり、何が何でもお金を稼ぐんだっていう気持ちが生まれて、抜きんでることができるんじゃないかなって思います。そういう意味でいえば私は比較的恵まれた環境で育ててもらいましたから、SYLAって実はそんなに大きくならないんじゃないかって思う事なんかもありますよ。

 

―そういった葛藤も含めて湯藤社長の現在を形作っているのですね。かっこいいなと思いました。

 

 

[学生] かっこいいと言えば湯藤社長の座右の銘だと思うのですが、その定義は何なのですか?

 

[湯藤] よく聞かれるんですが、人それぞれというのが答えですよ。信念を貫いているとか、誰にでも優しいとか、異性にモテるとか、同性にもモテるとか。そういったこだわりを持ってオーラのある人のことを言うんだと思います。

 

[学生] 湯藤さんの中ではどう考えていますか?

 

[湯藤] 自分の場合は誰よりも進んで難局を打開するかどうか。困難から逃げずに戦うか。そして関わってくれるすべての人に絶対に嘘をつかないことと、いついかなる時も常に真摯でいること。これを普段から意識してやり続けるという事です。実はやり続ける、やり遂げるというのが大切で、それによって自身が生まれます。自信が生まれればもっとできるという考えになり、それが自ずとオーラになっていくんです。

 

―なるほど、何事もオーラが出るまでやり遂げればかっこよくなれるんですね。

 

 

[学生] 少し話は変わるのですが、今の若い世代って湯藤さんから見ていかがですか?私は大学が就職予備校になっていると感じていて、このままでいいのかと感じています。

 

[湯藤] なるほど。それでいえば日本の教育ってあまり実践的ではないですよね。本来であれば大学までで学んだことを、社会に出てから活かしていくべきだと思います。しかし今は社会に出てから学ぶという風潮があります。私は会社は学ぶところではなく、貢献して稼ぐところだと思うんです。だから学生さんで「私は一生懸命学んで、成長します!!」という人がよくいるんですが、それじゃ困るんですよ(笑)。だって考えてみてほしいんですが、お金をもらって教えてもらう学校なんてないでしょう。普通は教えてもらうのにお金を払うんですよ。それがお金をもらう人が教えてもらう姿勢というのはおかしいと思います。逆ですよね。

 

[学生] たしかにそうですね…。それが普通だと思っていました…。