湯藤善行オフィシャルブログ 「湯党」 ~This is YUTO-style~

自分軸探訪~己を知り、己の道を創る~

自分軸探訪#14「遊び心を通じて、自分らしい成果をだす。」【株式会社シーラ 建築マネジメント部 課長補佐 久保 映美理】

株式会社シーラ 建築マネジメント部 課長補佐
久保 映美理

1982年生まれ。神奈川県出身。自社物件の開発に携わるスペシャリストとして、少数精鋭の建築マネジメント部で活躍中。細かいところにまでこだわりを持ち、自分にしかできない仕事の成果を追求している。また社内で初めて産休・育休、時短勤務制度をしており、女性が多く働く株式会社SYLAにおいて、ワーキングマザーのロールモデルとしての役割も担っている。

 

久保さんのお仕事を教えてください

[久保] 建築マネジメント部という部署で、自社物件の開発に携わっています。設計士の先生が書き上げてくれる基本図面に弊社の意志を注入し、完成された設計図を元に施工会社さんと共に実際の現場を管理していくことが主な業務です。実際に施工が始まると、週に12回のペースで現場の定例会に参加して、工期の管理や最終的なデザインの調整業務を行っています。

 

現場では工期の管理だけでなく、デザインの調整まで行うのですか?

[久保] そうです。施行が始まってから大きく変更があるという事はほとんどありませんが、実は色やデザインといった細かい変更は多いです。図面の上ではわからない事も、実際の現場を見ることでわかってきますから、常に最適なプランを考えています。特に弊社のマンションは流行りや土地柄を考慮しながらそれぞれに違うコンセプトを採用しているので、標準的なものがありません。そのため、よりオリジナリティの高い物件を作るためにも細かいところまでこだわり抜いて配慮をしています。

 

都度、そのような対応をしていくのは大変ではありませんか?

[久保] 楽ではないです。しかしそのような細かい部分が直接的に家賃に反映されるのも事実です。特に弊社のマンションは投資用の物件なので、より家賃を高く設定できる物件の方がお客様にも喜んでいただけます。ですから施工期間中はどうしたら最高の物件になるか隅々まで確認を繰り返します。時には予算を上ぶれることになっても役員にプレゼンをすることもあります。やはり自分たちが納得して作った商品をお客様に届けたいという想いはすごく強いです。

 

 

久保さんは元々設計やデザインの仕事に興味があったのでしょうか?

[久保] そうですね、元は大学時代に実家を継ぎたいなという気持ちが芽生えたのがきっかけです。そのため就職活動の時から不動産や建築という分野に興味を持っていました。本当は設計事務所のような設計・デザインができる会社を希望していたのですが、当時の自分のスキルを考えるとちょっと敷居が高いなと思って諦めたんです。それでも建設や店舗設計、住宅など不動産に携わる仕事をしたいという想いは捨てられず、巡り巡って投資用不動産の業界に進むことになりました。


なるほど。そこで投資用の物件づくりに携わるようになったのですね。

[久保] すぐにそうなった訳ではありません。実は最初の会社には、営業職として入社しました。理想は設計やデザインに携わる事でしたが、まずは不動産に携われるならば良いかという気持ちでした。また会社の方針や物件のコンセプトにも共感できましたし、なによりも営業職として社会人のスキルを身に着けて2年くらいで転職すればいいと考えていました。

 

それでは営業としてキャリアを積んで、転職をされたのでしょうか。

[久保] 実は営業として働いていたのは半年だけで、その後は同じ会社の企画部に転部する事になりました。正直に言うと、入社前から私に営業職が務まるのかという不安がありました。まあ大丈夫かなと甘く考えていましたが、現実はそう甘くありませんでした。周りと比べても全然成果が上がらない事で精神的にも追い込まれていきましたし、朝早くから終電までという長時間労働も重なって体力的にも辛い日々でした。想像以上の苦しさに限界を感じていた頃、それを見かねた上司が企画部に移らないかという提案をしてくれたんです。私もいつか企画部に移りたいという希望はあったので、即座にその提案を受けることにしました。それから今の仕事と近い業務に携わるようになりました。最終的にその会社は民事再生をすることになったのですが、当時の上司でもあった湯藤に誘われて、SYLAに入社する事になりました。


紆余曲折があったのですね。そんな久保さんの仕事のこだわりとは、なんでしょうか?

[久保] そうですね…。私がやりましたと胸を張って言える仕事をする事、でしょうか。例えば資料の作成であれば要点がまとまっていたり、見やすいことは当たり前として、その上で自分らしさを出していきたいという事です。求められた仕事を抜けもれなく遂行するだけではなく、オリジナリティを加えてより良いものにしたいと思っています。


期待を越えた仕事を意識されているという事ですね。

[久保] はい。そこまで考えてくれたんだと感じてもらえると嬉しいですね。あと自分らしさを表現するという意味で、遊び心は忘れないようにしています。ユーモアと言いますか…。個人的には、仕事でも遊びの部分が大事なのではないかと思うんです。一見すれば「意味ないよね」と言われるところにこそ、遊び心を入れたくなります。もちろんベースができていないと話になりませんが、誰もこだわらないところにこだわってこそ、自分ならではの仕事になると考えています。

 

遊び心ですか。口に出せば簡単ですが、実行するのは難しいことですよね。

[久保] そうかもしれません。しかしそれがやりがいにもなっています。私は学生時代から誰かと同じじゃなくて良い。むしろ違った方が良い。という性格なので仕事をしていて遊びの部分を考えるときは本当に楽しいですよ。より個性を出すために、限界や制限はできる限り設けないようにするなど、どんどんプラスアルファの提案をしていきたいと思っています。


なるほど。それでは最後にこれから軸を見つけていく20代の方々にメッセージをお願いします。

[久保] 人生を考えるときに、自分は何をやりたいんだろうと考えると思います。それもとても重要な事ですが、私は今いる場所や環境の中で何ができるのかを考える事の方が重要ではないかと思います。やりたい事に向かって進みたいと思っても、できない事はたくさんあります。入りたかった学校に入れなかった。入りたかった会社に入れなかった。入った会社で任された業務がイメージと違った。などです。むしろそういう経験がある人の方が多数ではないでしょうか。だからあまり先を見過ぎるのではなく、今日、明日で自分にできることに全力で取り組んでほしいと思います。また思い通りにならなかったことがあっても、そこに費やした時間は決して無駄ではありません。そのように思える人はだいたい「今まで諦めずに頑張ってきて良かった。今の自分があるのは、あの時逃げなかったからだ」となっている気がします。私は今日の積み重ねが結果につながることを、これまでの経験から学んできました。ぜひとも「今、何ができるのか?何をするべきなのか?」を考えながら未来を描いてもらいたいと思います。

 


―久保さん、ありがとうございました。